2011/10/03

ミニ加賀ゆびぬき展ほか

突然寒くなりました。遠方から来客があって兼六園に行ったのですが、夕方の庭園はかなり肌寒くて歩いている人もまばらでした。北海道では初雪の便りもあり、すっかり晩秋の様な状態です。

今日から、お教室の有志(毬屋の土曜・午前クラスの人たち)によるミニ加賀ゆびぬき展が始まりました。 会場は北陸銀行金沢駅前支店さんです。5月の加賀ゆびぬき公募展のときに作った作品の再掲ですが、5月に見なかった人たちにもきっと見ていただけるんじゃないでしょうか。10月いっぱい展示になります。

9月の終わりは、たくさん納品がありました。丸型のてまりの塗り台が一部改良して納品されたり、花嫁小箱(毬屋で扱っているお針箱)の新柄が入ってきたりしました。

今回の花嫁小箱も、私が選んできた布を使っています。以前あった柄には完売したり、あとわずか数個になってきたものがあるので、ちょうど良かったです。花嫁小箱は、数十個ずつどんどん柄を変えていて、特に定番は作らない方針なので、今後も私の好みでだんだん変わっていく予定です。
 
一方で、残念ながらいくつかの品物が値上げしなければならなくなりました。絹糸&針&バイアスなど、加賀ゆびぬき作りにはなくてはならないものばかりです。メーカーさんによると、原料価格が上がってきているのだそうです。

世界経済のことはどこか遠いことのように普段は思っているのですが、やっぱりつながっているのですね。

加賀ゆびぬきはもともと、糸やはぎれを大事にする気持ちから生まれてきた道具たちです。これからは、今よりいっそう糸や針を大切に、丁寧な手仕事を心がけていきたいです。