2015/11/25

【お知らせ】小出つや子追悼展

2015年2月に亡くなった、祖母・小出つや子の追悼展を開催することになりましたのでお知らせします。案内状はすでに出来上がっているのですが、私が風邪で体調を崩したりしているうちに、こちらでの告知が遅くなってしまいました。

私が加賀ゆびぬきを作り始めたのは、祖母が楽しそうに加賀ゆびぬきを作り貯めているのを知っていたからです。

小さい頃に一時期県外に住んでいた私にとって「金沢=祖父母の住んでいるところ」でした。会うたびに何かを楽しそうに作っていた祖母は、私が加賀ゆびぬきや加賀てまりをイメージするときには、いつも繰り返し出てきます。

私が今描いている加賀ゆびぬきの製図は、祖母の書き方を踏襲しています。
祖母が何百枚も書きためた製図が、一時は消えかけていた加賀ゆびぬきの復興の土台になっています。

祖母は金沢の商家に生まれ、祖父と家業をやりくりする傍ら、加賀ゆびぬきの研究と創作に打ち込んできました。また子供たちが成人して家を離れていくと、「さみしかったから」と加賀手毬をつくりはじめ、やがて手毬教室を開いて多くの愛好家を育て一緒に楽しんできました。

祖母がはじめたてまり教室「小手毬の会」は今では母が引き継ぎ、毎年開催する作品展は来年で40回目の節目を迎えます。

ちいさなギャラリーではありますが、追悼展では、小出つや子のてまりや加賀ゆびぬきはもちろん、祖母が好きだったもの、身の回りのものも少し展示できたらと思っております。

金沢はちょうど雪の季節です。
会期中は休まず営業しています。
どうぞお立ち寄りくださいませ。




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小出つや子追悼展
会期:2016年1月21日(木)~2月1日(月) 会期中無休
時間:午前10時~午後5時まで
場所:毬屋ギャラリー(石川県金沢市南町5-7 加賀てまり毬屋2階)
入場無料
主催:加賀てまり 毬屋

2015/11/07

【お知らせ】「布糸戯箪笥の会作品展 ~ふしぎなたんす~」@東京

 

石井康子さんが参加されてるハンドメイドグループ「布糸戯箪笥の会」の作品展が、11月16日(日)から東京で始まります。

石井さんは、加賀ゆびぬき好きならご存知「四季を彩る 加賀のゆびぬき」(文化出版局)の著者です。加賀ゆびぬきをはじめる前は長年キルトを作っていて、もともと手芸全般に広く興味をもっていらっしゃいます。
今回の作品展は、石井さんをはじめ手芸好きが集まる布糸戯箪笥の会の、作品展としてはおそらく最後のものになるそうです。キルトを中心にしつつ、加賀ゆびぬきあり、パッチワークあり、折り紙あり、ニットあり、といろいろ楽しい作品展になるようです。

連日、1コインWSあり。
なにかの講習を500円で受けられるようです。

東京方面におられる方はぜひお出かけください。

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「布糸戯箪笥の会作品展 ~ふしぎなたんす~」
11月16日(月)~21日(土)
午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)
ギャラリーエメラルド:有楽町東京交通会館の地下1F 

2015/11/03

動画:加賀ゆびぬきができるまで


今日は加賀ゆびぬきを紹介する簡単な動画を作ってみました。

いつか自分で動画も撮ってみたいと思っていたのですがなかなかできずにいました。
撮るのも編集するのも、静止した写真を撮るのよりよほど大変でした。練習したらもっと手際よく作れるようになるのでしょうか。

簡単な、といってもそれは「短い動画」という意味で私にとっては慣れない作業ばかりで試行錯誤しながらです。結局昨晩からずっと編集したりゆびぬきを作ったりしていました。動画をたくさん作っている人たちはすごいですね!

模様は基本の回し刺しでつくる青海波模様です。
色彩をたっぷり見せたかったので、7コマで作りました。動画の中にも写っていますが、私は土台を作ったときに和紙に何等分したのか書き込んでいます。そうすると、まとめていくつも土台を作ったときにいろいろな等分を作っておいても、混乱せずにすみます。


この動画の前に、さらに練習で作ったのがこちら↓↓です。
撮影時の雑音がそのまま入っていたり、明るさの加減が分からなかったり・・・何事も練習ですね。