2011/10/19

道具を試してみる

ゆびぬきの土台作りをするとき、最初の難関(?)はバイアステープがなかなかひっくりかえってくれないところです。私も最初は苦手でした。布や紙の巻く強さを加減することですいすいとひっくり返るようになりました。

そんなわけで、いつもは指だけで布を返してます。

だいぶ前になりますが、教室の生徒さんでもあり今は教える側にもなった方から「糸抜きが使いやすい、しかもクロバーの爪アリタイプが良い」と教えてもらいました。


お教室のみなさんはどうしているか聞いてみると、かなりいろんなバリエーションがあるようです。針や目打ちで引っ掛ける人、毛抜きや糸抜きを使う人。なんとか指でひっくり返そうと練習した人。

聞いているうちになんだか面白くなってきて、はさむタイプをいくつか試してみました。
よく見ると似たような道具でも角度やサイズがちょっとずつ違うんですね。
使い心地も、それぞれです。

たしかに、指が滑ってしまうときやバイアスの端がほつれてしまいがちな時は、こういう道具でガッチリはさむとよさそうです。なるほど~

2011/10/16

ミニコンポ壊れました

最近は針を持つときでも、音楽聴かずにやっていますがたまに聞きたくなるときがあります。
先日、夫が久しぶりにCDを買ったので一緒に聴こうということになりました。中世ヨーロッパの古楽のCDです。音楽を聴いて、終わってからディスクを抜いた後・・・トレーが動かなくなりました。ディスクの出し入れができません。

普段音楽を聴く習慣が無いので、残念ではありますが困るというほどでもなく。
今あるCDを聴きたいのでそのうち修理するとは思いますが、しばらくほったらかしになりそうです。

2011/10/13

修学旅行生への工芸体験

今日は修学旅行の高校生を相手に、講習会をしてきました。
最近は体験学習で、いろいろな工芸体験が企画されているんですね。うらやましいです。
生徒さんたちには、あらかじめ色を選んでもらって、材料セットを個別にご用意させていただきました。

私の修学旅行は東京だったけど、何を見たんだったかな・・・?証券取引所の見学も選択肢にあったけれど、それには参加してないはずです。すいません覚えてません。
自由行動で和紙の博物館のようなところへは行った覚えがあります。

毬屋には少人数しか入れないので、歩いて10分ほどのところにあるKKRホテルさんにお部屋を借りての体験教室でした。ブログにも写真入りで紹介していただきました。

→KKRホテル金沢さんのブログ

普段は針を持たない人のほうが多いので、糸を通すにも四苦八苦している人もいましたが、みなさま説明を聞きながらまじめに取り組んでいただきました。

仕上げはご自宅での宿題となりましたが、無事に完成できるでしょうか。
修学旅行をきっかけに、金沢を好きになっていただけたら嬉しいです。

2011/10/03

ミニ加賀ゆびぬき展ほか

突然寒くなりました。遠方から来客があって兼六園に行ったのですが、夕方の庭園はかなり肌寒くて歩いている人もまばらでした。北海道では初雪の便りもあり、すっかり晩秋の様な状態です。

今日から、お教室の有志(毬屋の土曜・午前クラスの人たち)によるミニ加賀ゆびぬき展が始まりました。 会場は北陸銀行金沢駅前支店さんです。5月の加賀ゆびぬき公募展のときに作った作品の再掲ですが、5月に見なかった人たちにもきっと見ていただけるんじゃないでしょうか。10月いっぱい展示になります。

9月の終わりは、たくさん納品がありました。丸型のてまりの塗り台が一部改良して納品されたり、花嫁小箱(毬屋で扱っているお針箱)の新柄が入ってきたりしました。

今回の花嫁小箱も、私が選んできた布を使っています。以前あった柄には完売したり、あとわずか数個になってきたものがあるので、ちょうど良かったです。花嫁小箱は、数十個ずつどんどん柄を変えていて、特に定番は作らない方針なので、今後も私の好みでだんだん変わっていく予定です。
 
一方で、残念ながらいくつかの品物が値上げしなければならなくなりました。絹糸&針&バイアスなど、加賀ゆびぬき作りにはなくてはならないものばかりです。メーカーさんによると、原料価格が上がってきているのだそうです。

世界経済のことはどこか遠いことのように普段は思っているのですが、やっぱりつながっているのですね。

加賀ゆびぬきはもともと、糸やはぎれを大事にする気持ちから生まれてきた道具たちです。これからは、今よりいっそう糸や針を大切に、丁寧な手仕事を心がけていきたいです。