2016/12/29

象嵌体験してきました

26日で毬屋の今年の営業が終わりました。
たくさんの方にお世話になりありがとうございます。
このあとは、まだ作らなければいけない加賀ゆびぬきを作ったり、加賀ゆびぬき公募展の募集にやきもきしたり、店の棚卸をしたりして過ごします。

そんな中、きのう28日はお店が一段落したら行きたかった象嵌の工芸体験に行って参りました。
金沢城のすぐそばにあるギャラリーセーブルさんです。

象嵌というのは、金属の一部を彫ってそこに別の金属を埋め込んで模様にする技術です。
加賀象嵌は、彫るときに中の方を広くするので埋め込んだ金属がはずれにくく丈夫なのだそうです。体験では、線象嵌か魚々子(ななこ)象嵌を選んで、ちょっぴりだけその技を指導していただけます。

私は魚々子象嵌にしました。葉っぱの形の小さく薄い土台に、ドリルで小さな穴をあけ、銀を埋め込んででっぱりを丸めて仕上げます。穴を貫通させると失敗なのですが、さっそく2箇所も貫通させました。10倍ルーペで穴を確認しながらの作業ですが細かくて難しかったです。でも楽しい。


こちらは、線象嵌の仕上げ磨きをしているところ。磨く作業があまりに繊細で、先生の出番多数でした。


できあがったら、金具をつけていただいて完成です。うれしい。


朝から雪が降る寒い日でしたが、雪がやむと青空が広がっていました。
体験のあと、午後はひさしぶりに近所を散歩しました。初詣の準備がすすむ尾山神社~金沢城のあたりをぐるりとまわります。



きれいな青空!冬に青空は珍しいので、見ると、そわそわします。貴重な日光なのです。




お城の枯れ枝が、赤いきのこのようなもので覆われていました。
キノコ?粘菌?
粘菌だとしたら、今日あたりまた違う姿になっているのかもしれませんが、仕事してたら行けませんでした。なんというものなのか、めちゃくちゃ気になってます。



図鑑が好きなので、いろいろ持っておりますがきのこ図鑑は持っていません。これを機に買うのもいいなと思っているところです。

2016/12/21

古いゆびぬきを探して

古いゆびぬきを探すのは難しいです。
骨董品店で見つけたりしますが、どの地方で、どんなゆびぬきが作られていたのかをまとめた書物というのは見たことがありません。

加賀ゆびぬき公募展の準備であたふたしているところですが、きっかけがあって近く愛媛に行ってくることになりました。大学時代の友人にも会います。何年ぶりでしょうか。

愛媛と言えば、以前お客様から「道後温泉のそばで、手作りの愛らしいゆびぬきが売っていた」という情報をいただいています。

写真もあります。こんなのです。
ひもが飛び出しているのは、ひもにぶら下げて店頭に置かれていたからです。


できることなら、現地でわたしもゆびぬきに出会いたい!!


とは言え、かつて売っていたらしいゆびぬきはかなり高齢の方が作っていたものらしいので、同じ人の作品が今もあるとは思えません。

それに松山には、戦前の暮らし資料を扱った資料館や博物館はないのです。
どうしたものでしょうか。

松山市役所に問い合わせてみたところ、愛媛県立図書館にて蔵書のリファレンスサービスをしていると教えていただいたので、こちらへも問い合わせのメールを出してみました。こういう調べ物は慣れていないので、へんてこな文章を送ってしまったかもしれませんが、後の祭りです。

松山市、道後温泉あたりで、手作りのゆびぬきの情報探しております。何かご存じの方はお知らせください。

2016/12/08

【お知らせ】加賀ゆびぬき結の会作品展@東京



2年ごとに開催されてきた加賀ゆびぬき結の会の作品展です。結の会の代表の石井康子さんとは、加賀ゆびぬきが世間に知られるようになる前からのおつきあいです。なので顔を合わせると、加賀ゆびぬきのこれまでについて、あれこれ昔話などすることもあります。でも、本当はその時々でたわいもないことばかりおしゃべりすることが多いですけどね。

結の会の教室そろって行う、この規模の作品展は、最後になるそうです。
交通会館2階のギャラリーに、所狭しと並んだ加賀ゆびぬきが見られるのは、今回が最後ということです。きっと熱気にあふれた展示になることでしょう。
都合の付く方は、ぜひごらんください。

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加賀ゆびぬき 結の会作品展~絹糸万華鏡 最終章~
2017年1月23日(月)~28日(土)
   23日  10時~19時
   24~26日 10時~18時 
   27日  10時~19時
   28日  10時~16時
場所:東京交通会館 2階ギャラリー(東京都千代田区有楽町二丁目10番1号)
主催:結の会

【お知らせ】かわいいね!金沢プロジェクト@東京




「かわいいね!金沢プロジェクト Inspired by 増田セバスチャン」という作品展が12月8日から、金沢市のアンテナショップである銀座の金沢にて開催されます。

日本のPOPカルチャーである「カワイイ」を牽引する増田セバスチャンさんが、このプロジェクトのために作った作品をモチーフに、17人の工芸作家が表現します。

案内状をみてのとおり、あふれ出すような明るい色彩の作品がならぶことでしょう。

このプロジェクトに、加賀ゆびぬきの会のもりもとさんも参加しています。どんなカラフルな作品ができあがったのか、機会があればぜひご覧になってください。

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かわいいね!金沢プロジェクト Inspired by 増田セバスチャン
2016年12月8日(木)~12月25日(日)
場所:銀座の金沢( 東京都中央区銀座1-8-19
キラリトギンザ6階)
ギャラリー 11時~21時(最終日は16時まで)