2013/03/31

京都の古いゆびぬき

今月はじめの京都・織成舘での作品展の会場では、何人かのお客さまに「うちにも古いゆびぬきあります」と情報を寄せていただきました。

かつては日本中どこでも手作りのゆびぬきがあったのでしょうが、今になって調べようと思うとほとんど情報がないのです。貴重な情報をありがとうございました。とても嬉しく、大きな収穫だったと感じています。

 現物をもって来てくださった方、写真を見せてくださった方もいました。
今も保管されているということは、きっと並々ならぬ思い入れを持って大事にされているということなのでしょうね。

そのうちのお1人に許可をいただきましたので、このブログでも紹介させていただきます。
「実家の母のそのまた実家の方の祖母の作った指貫です。」ということで、明治のゆびぬきなのだそうです。

いろいろな模様のゆびぬきが写っています。
糸で埋めたもの、布地を生かして幾何学模様をあしらったもの。花を刺繍したもの。

刺繍でつぶつぶとさがら縫いのように模様がついているタイプは初めて拝見しました。
色合いも明るく、花畑のようで可愛らしいです。



みなさまの周りにも、家に古いゆびぬきがありましたらお知らせください。