加賀ゆびぬきを作る時は、細い絹針に細い絹の縫い糸を通して、1本ずつかがっていきます。
かがる。ってあまり使わない言葉らしくて時々通じません。
他になんと言えばよいのでしょう?
とにかく、糸を渡してはとめしながらかがっていくと、やがて表面がうずまって出来上がります。
そのとき、
もう、埋まったかな。
でもここにはあと1本だけ入りそうな気もするし、入らないような気もする。
どうしようかな。
という状況になります。
はっきり言って、ほかの人にはどちらでも良いくらいの違いです。
写真は、私の「あと1本入る」状態。
このあと3本の糸を各一段かがって仕上げました。
こんなとき頼りになるのが先端の細い針です。
針が違うと、仕上げのときの1本がうまく行きません。
ちなみに、じもと金沢の目細針を愛用しております。
使いやすいです。
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第2回加賀ゆびぬき公募展
(金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA 2014年4月22日~27日)
参加者受付中です♪→詳細は公式サイトへ