2015/02/26

【お知らせ】加賀ゆびぬきワークショップ@鹿児島

仲良くしている安藤恵美子先生が、3月はじめに鹿児島の山形屋さんで加賀ゆびぬきのワークショップをすることになりましたのでお知らせします。石川県の物産展が行われるのにともなう企画です。

私の知る限り、加賀ゆびぬきでは最南端でのワークショップです!
九州でもまだまだ珍しいと思いますので、気になっている方はお見逃しなく。

内容はミニゆびぬきを作るのだそうです。
細か~い作業で、小さいもの出来あがるの、楽しいです。
3月に入ったら予約開始だそうですから、お早めにどうぞ。


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場所:鹿児島 山形屋1号館6階
参加費:税込1620円(材料代、お茶菓子付)
持ち物:糸切りバサミ、眼鏡(あれば)
問い合わせ:山形屋企画課 099-227-6327 
※予約開始は3月1日(日)午前11時より

祖母の追悼展示コーナーを作りました

祖母がいなくなって2週間ほどたちました。
店の中にささやかですが、祖母の追悼コーナーを作りました。


加賀てまり毬屋は、祖母が長年続けてきたてまり教室を母体に平成10年に開店しました。
てまりは楽しい、自分やみんなが作ったてまりをもっとたくさんの人に見て欲しい、そんな願いから毬屋はオープンしたのです。いつもにこやかにてまりの話をする祖母は、まさに毬屋の看板娘(最年長ですけど)でした。


祖母は両手のなかに、すっぽり入るようなてまりが好きでした。
自由自在に模様をかがっていき、色彩も繊細かつ大胆に配置されています。


加賀ゆびぬきも、もちろん展示してます。
祖母はてまり作りよりも、ゆびぬき作りのほうがずっと長いのです。
先人の知恵がたくさん詰まっていると、よく言っていました。製図を書き起こしてたくさんの図案を考案したのも、残したいという気持ちが大きかったのではないでしょうか。


祖母はなんでもてまりにしました。これは珍しい稲穂の柄のてまり。


着物のはぎれを使ったてまりも得意で、雅毬(みやびまり)と呼んでたくさん作りました。
ところどころ刺繍も施して、豪華に仕上げています。


そのうち、あらためて回顧展を開くことが出来たらいいねと家族で話をしています。
早くても夏以降になると思いますが、日程など決まりましたらまたお知らせさせていただきますね。


2015/02/12

祖母が亡くなりました

2月8日の日曜日、祖母が亡くなりました。
お別れを一緒に悲しんでくださった沢山の方には、ほんとうにありがとうございます。
お店を1日お休みにしました。
来てくださった方にはごめんなさい。

去年、肩を骨折するまでは、時間があれば手まりを作り続け、ほんの数年前まではてまりの作品展にも顔を出してにこやかに皆と話をしていました。

2012年の3月に発売された「暮らしの手帖57号」での取材が、祖母が受けた最後の取材になりました。祖母のペースに合わせて、ゆっくりと行われた取材でした。
好きなものに囲まれた部屋で、楽しそうに笑っている祖母の写真が何枚も載っています。

幼少期を他県で過ごしたわたしには、金沢といえば尾山神社のそばの祖母の家をまずは思い浮かべます。ゆびぬきを作るようになってからは、先生でもありました。

どうも文章が上手くかけないので、祖母の好きだったものを羅列しておきます。

おじいちゃん
3人の息子たち
てまり
ゆびぬき
お人形
貝殻あつめ
ミニチュアの食器や家具
美しい絵や布
草花を育てること
おしゃべり
連珠(3段)
絵を描くこと
おしばい
歌や踊り
怖い話
お菓子・甘いもの
甘~い珈琲
笑うこと


さようなら。

2015/02/04

てまりの撮影しました

母に頼まれて、今日はてまりの撮影をしてました。
このために・・・という訳ではないけれど、カメラを買い換えたばかりです。
しっかり撮るのは今回はじめて。

ふだんは小さなものばかり撮っているので、どれくらいの範囲が写るのかよく分からずに敷物や背景のセッティングも四苦八苦。
そのうちDMやポスターに使っていただけるはずだと思います。

てまり教室の方や父といっしょに、あーでもない、こーでもない、と並べ替えたり敷いた布を直したり、2時間くらい四苦八苦してました。

下の写真はセッティング中の写真です。うしろに脚立が写ってますね。 

カメラはSDカードを使える機種になりました。
小さく軽くなる&SDカードを使える、というあたりが購入動機だったのですが、AFは早くなるし、ファインダーは見やすくなるし、液晶もずっときれいで、この数年の技術の進歩を感じることが出来ました。

レンズも買ったので、これくらい寄れるようになりました↓↓これは便利。


こちらは前のカメラで撮ったもの。
金沢駅の「あんと」の中、「群青の広見」にて、毬屋の作品を展示させていただいています。
1月中ごろに品物を入れ替えたときに、撮りました。
大きなてまりは、母の作品です。後ろの箱に、私のゆびぬきも入っております。

「群青の広見」では、市内の工芸作家の作品を気軽に見ることができるので、金沢駅でちょっと時間ができたという方はのぞいてみてくださいませ。