2015/09/21

ドイツ・チェコ旅行に行ってきました 2 ~ゆびぬき博物館編

今月はしばらくお休みをいただいてドイツ・チェコ旅行に行ってきました。
おっとがプラハ(チェコ)に行きたい!と以前から言っていたものを実現したのです。でもまずは私の希望でドイツにあるゆびぬき博物館を目指します。

出発までのゴタゴタはこちら→ドイツ・チェコ旅行に行ってきました 1

トラブルのため急遽フランクフルト空港の側で一泊することになりましたが、ゆびぬき博物館へ行ける日はその日1日しかありません。このためにドイツに寄り道しているのです。

当初の予定では、ゆびぬき博物館のあるクレクリンゲンCreglingenへは、ローテンブルグ(前日泊まるはずだった)からのバスで往復するつもりでしたが、行きのバスは11:55の1本のみ。どう考えても間に合わないので予定変更です。

代理店の担当さんと相談の上、新しく列車などを調べなおしてもらいました。

朝8:35分の列車に乗り込んでとにかく目的地を目指します。
フランクフルト→ヴュルツブルグ→シュタイナッハと2本の列車を乗りついで、そのあとはタクシーでローテンブルグの宿経由でクレクリンゲンを目指します。

午後になって到着したクレクリンゲンはとてもこじんまりとした、でもとても綺麗な町でした。

起伏のある美しい町並。歩いているだけでときめきます。


こんな坂道もなかなか素敵。


ゆびぬき博物館は町中を通り抜けて、町のちょっとはずれたところにあります。
だんだん家が少なくなって見通しがどんどんよくなっていきます。お天気もよく散歩日和でした。


やがてゆびぬきの形をしたゆびぬき博物館の看板が見えてきます。 


ロマンチック街道沿いなので、各国からのお客様がたくさん来るのでしょう。日本語の案内もありました。


たてもののあちこちにゆびぬきがちりばめられています。分かりやすくてありがたいです。


 中には日本語のパンフも用意してありました。
日本人たくさん来ているんだな~と実感します。でも日本語は通じませんので念のため。


訪問することをあらかじめメールしておいたので、「日本から来ました~」と名乗るととても親切に対応していただきました。Greifさんご夫婦で運営されていて、館長は奥さま。ご主人が英語担当&ゆびぬき制作(アクセサリーも作ってます)しています。

私からはお土産に自作の加賀ゆびぬきと著書、加賀ゆびぬきのことを紹介した読売新聞さんの英字新聞(2015年6月11日)「The Japan News」のコピーを持参しました。とても喜んでいただきました。

3人でならんで記念撮影してもらいました。 


開館はお父様の代から。
ワンフロアの館内には所狭しとコレクターがよだれをたらしそうなゆびぬきがたくさん並んでいます。
ゆびぬきの作り方や制作工程の展示もありとても興味深かったです。

ご主人からは自作のゆびぬきや、コレクションの中でも面白そうなもの(百武彗星の地球接近騒ぎを図案化したものなど)について説明していただきました。ご自作のゆびぬきはアメリカのTCI(シンブル・コレクター・インターナショナル)で1988年に受賞したと言っていたようです。(つたない英会話なのでかなりあやしいです。ごめんなさい)


図版多数のすてきな本を2冊入手しました!

左はゆびぬきについて調査研究したものをまとめたお父様の著書。
右は美しいお針道具についての本です。どちらも英語・・・ドイツ語よりは読めそう??とにかく眼福なのは間違いなし。


帰りに、Greifさんから各国の言葉で「ありがとう」と書かれたシンブルをお土産にいただきました。
とても嬉しかったです。ありがとうございます。


帰りは、ゆびぬき博物館の前のヘルゴット教会に寄って木彫りの美しいマリア像の祭壇(ティルマン・リーメンシュナイダー作14世紀)を見たり、のどかな道をぶらぶら歩いたり、町の路地を歩いたり。旅のなかで一番のんびり過ごした時間だったと思います。楽しかった~。


古い町には猫が似合います。ドイツでも猫は可愛かったです。



ひとまず今日はここまで。

旅のメモ
ゆびぬき博物館 ←日本語ページは右上の国旗マークをクリックしましょう

2015/09/20

毬屋にテレビ取材が来ました

今日の毬屋には石川テレビさんが取材にいらしてました。
同じ番組用に先日も手毬教室の様子を撮りに来ていたそうですが、今日も朝からじっくり撮って行かれました。

15分ほどの番組でも、本当に入念に撮っていくものなのですね。

お店に来て入って良いのかな?と戸惑ったお客様もいらしたかもしれませんが、大丈夫なのでどうぞ入って来てくださいね。

針仕事なので細かい作業を写していきます。
母を撮っているな、と思っていたらあるときレンズをスポッとはずして付け替えてました。

テレビカメラのレンズ交換って初めて見たように思います。今までも付け替えてたのに私が気づかなかっただけでしょうか?なんだかとっても新鮮で「レンズ交換できるんですね!」と興奮して話しかけてしまいました。「大きく写るレンズに替えてるんですよ」とのこと。

7月にゆびぬきのテレビ取材受けたときにも、一眼レフカメラで動画を撮っていたので「一眼レフでテレビ動画撮るんですね!」と興奮気味に質問してしまったのは私です。内容についてもっと話しあわなければ・・・。

加賀てまりの取材でしたが、ゆびぬきを作っている私も少し取材受けました。使われるのかどうかは編集の成り行き次第だと思いますが、どうなるでしょうか。
石川テレビを見られる方は、どうぞご覧くださいませ。

放送予定
2015年10月3日(土) 午後4時15分〜4時30分 

2015/09/19

ドイツ・チェコ旅行に行ってきました 1 ~出発編

今月はしばらくお休みをいただいてドイツ・チェコ旅行に行ってきました。
おっとがプラハ(チェコ)に行きたい!と以前から言っていたものを実現したのです。そこに私がかねてから行きたかったドイツのゆびぬき博物館訪問を無理やりくっつけてもらって日程を組みました。


これがゆびぬき博物館の看板。ゆびぬきになってます。世界各国のゆびぬきが展示されてます。
ゆびぬき博物館のあるクレクリンゲンの町
 プラハ市を上から眺めて。
 プラハではムハ(ミュシャ)のスラブ叙事詩を見ました。


自分達で行先やスケジュールを決めて海外に行くのははじめてのことで、とても楽しみ&心配しながら準備しました。

大雑把な予定としては

関西国際空港(日本)
フランクフルト空港(ドイツ)
ゆびぬき博物館@クレクリンゲン(ローテンブルグ泊)
プラハ(チェコ)へ陸路移動
プラハ・チェコ旅行
 プラハ
 ターボル
 クトナ・ホラ
帰国(プラハ~フランクフルト~関空)

というかんじです。

旅慣れしてない自覚があるので、自分で手配するのはあきらめてネットで頼める旅行代理店さんにお願いしました。今回はこの代理店担当さんに本当に助けられました!頼んでよかった。

関空ちかくで前泊したのですが、朝の6時半に担当さんから電話がかかってきました。
「メールも出したのですが、飛行機がストライキで飛ばないことになりました。電話は通じないので直接空港に行ってカウンターで代替便の交渉をしてください!頑張ってくださいね!」
「ええ~!!」


ということで、旅の始まりは乗る予定の飛行機が飛ばないところからスタートです。
朝ごはん抜きで駆けつけた空港では、電話が早かったおかげでカウンターにはエコノミーでは3番目に並ぶことができました。

当日中なるべく早くフランクフルトまで着きたいと伝えて、パリ経由のエールフランスに変更。
当初はフランクフルト空港からローテンブルグまで当日移動を予定してましたがドイツ到着が夜8時ごろになったのであきらめて空港側のホテルに泊まることに。(これも担当さんが探して手配してくれました)

今回の旅ではその後も列車が予定通り来ない、遅れるなど交通関係のトラブルが続き、初心者にはいささかハードな旅となりました。無事に戻ってこれてよかった。